文庫本「小さな僕がカナブンと消えた」
¥650($4.10)
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どこか不思議で、少し切ない物語集。
心地よい曇りの日、僕の親指に小さな僕が裸でしがみついていた。表題作『小さな僕がカナブンと消えた』。家に帰ると赤いランドセルが置いてあった。僕はランドセルを眺めビールを飲み、たまに話かけてみた。『僕の赤いランドセル』。十代最後の夏、消極的で無計画な旅をする。ヒッチハイクをして出会った二人は軽薄で、「盗んで来い。そしたら仲間だ」と言った。『ファースト・ビール』等、珠玉のショート・ストーリー34編収録。
掲載タイトル
隣のフランス人 / 花束と中年男 / 黙ってサボる / 中古のギターを抱えて / 赤い水筒 / 殺人犯の彼女 / チキンは奥歯で噛む / プリンを埋める / みんな騙される / 目を覚ましたら / 遠足する家庭教師 / 裏交渉 / 偉大なる、ちっぽけ / 実は凄い / 宮元さんの自尊 / 赤い髪留めゴムと偽学生 / 遠くの祭り / 道に迷う / 突然の出来事 / 立てこもり / 僕の赤いランドセル / 寄り道 / 違和感 / 初恋成就 / 悲しい事故に呼ばれて / 電線のビニールとおばさん / 女教師と約束の宿題 / 思い出せない / コッソリ飼われる / 小さな僕がカナブンと消えた /華やかな人 / ファースト・ビール / 仄かな匂い / 老人かロボット
著者紹介
奥田徹 (奥田庵)
静岡県出身。
2011年よりネット上に短編小説の掲載を開始。
インテル、ビットウェイ、ブクログの3社が共同で開催したDIGクリエイティブアワード2012にて応募総数1,849作品の中より、小説「ドーナツと彼女の欠片」がグランプリを受賞。※奥田徹名義